海外にきてしまった我が家。前編
海外ってかっこいいよね、なんか。
だって英字新聞とかかっこいいじゃん?
映画とか字幕なしでみた〜い♡
いつかは留学とかしてみた〜〜い!
とか思いながらも学生時代の英語の評価は、2。
中3くらいから先生の用意するCD、むしろ先生の読む日本語英語すらまったく聞き取れなかった私。
それでも毎日学校で英語の時間はあったし、アルファベットくらい眺めてましたよ。
海外に留学する妄想なんかして、
外国人の恋人ができたりして、
なんて考えてましたよ。
いつかは留学、留学!
しかし、私の実家は田舎のいたってフツーの家族。留学するようなお金もないし、自分で働いてお金を貯めて留学しよう!とかそこまでの熱意も全くなかった。
そもそも私は一生懸命英語や海外の文化など学びたいわけでもなく、なんとなくかっこいいからとか、そんか理由で留学したかっただけで、英語が得意ではないし、好きでもなかった。
英語に対する憧れも流行りのファッションのように一過性のものだったのだと思う。
それから結婚して出産して、専業主婦になり、【ママ】という生活を満喫しまくっていたある2月に転機が起きた。
「4月から外国に住むよ!」
「えーーーーーーーーーーーー!??」
夫が二ヵ月後に海外へ転勤だと言ってきた。そりゃあ、もう驚きましたよ。
私の憧れでしたからね、
でもね、
それがアメリカとかオーストラリアとかイギリスとか、
何というかみんなが知ってる国なら
『わぁぁぁぁ♡♡なんて素敵なの♡』
て思うんですよ。
でもね、でもね、
我が家の転勤先は、
某中東の国
でした。。。
『わぁぁぁぁ♡なんて素敵なの♡』
ってなりますか?
ならないんですよ!!
むしろ大変なんですよ。
実家や友だちに伝えれば
「断ったほうがいいんじゃないの?」
「旦那さんだけでいったら?」
とかね。
そりゃあ、ニュースで、イスラム国だーテロだーとか言っていますから、みんな心配ですよ。
でもこちらも仕事ですし、会社側から家族で行ってくださいとのことでしたし、迷うことなく、家族でいかせていただくことにしましたよ!
出国までの二ヵ月間、本当に怒涛でした。予防接種に予防接種に予防接種。
本当に怒涛の中、準備をして、
当日の朝、夫は少し早く東京へ行って、私は田舎からスーツケースと3歳女児と5歳男児を抱えて1人で羽田空港まで行って(一般人なんで親戚や友だちに手伝ってもらって成田までなんてもちろんできません)成田空港に向かうリムジンバスでここまでこれたことにホッとして1人で涙しましたよ。
成田空港で夫と再会したときは感動の再会とばかり抱き合いましたよ。(子供が)
成田空港で最後に食べたものはこどもたちがマクドナルドのハンバーガーとポテトとジュース、私と夫がマックシェイクのバニラ(しかも2人でひとつ)でした。
なんとも素晴らしい最後の晩餐だったと思います。
搭乗してからの話は後編に続きます。
そんなこんなで海外にきてもうすぐ10ヵ月になります。
一般人の私たちがどんな海外生活を送っているのか、そんなことを書いていけたらと思います。
よろしくお願いします。